kinesis Advantage360のカスタマイズ
台風で家に籠っていたので、いろいろと設定した。
ビルド環境の用意
Kinesisのサポートページから Quick Start Guide と User's Manual をダウンロードする。 kinesis-ergo.com Quick Start Guideの「Custom Programing」 および USER'S MANUALの「6.0 Customizing your Keyboard」を参考にしてビルドできるところまで設定する。(後者の方が図入りで分かりやすい)
現在の設定
- 親指部分はAdvantage2で使用していたのと同じ設定に
- ESC単押しはESCのまま、他キーとの組み合わせ時はCTRLに (Mod-Tap)
- Alt単押しはAlt+Tab、他キーとの組み合わせ時はAltに (Mod-Tap)
- 左右のShiftとFnキーを入れ替え
- ファンクションキーは数字のnとFnが一致するように
- PageDownは日本語入力のON/OFFトグルに (Macro)
- USBとBluetoothの両方で接続されている場合USBが優先になる。これだとモバイルバッテリに接続して充電中にキーボードが使用できないのでMod3+o を &out OUT_TOG にしてUSB/Bluetoothの切り替えができるように
困っている点
Space and Shiftが使いづらい
Shiftキーを多用するのでSpace and Shift(スペースキーを単押ししたらSpace, 他キーと同時に押したらShiftとして動作)を使用している。
この動作をAdvantage360に設定する場合、Mod-Tapを使用して &mt LSHIFT SPACE のように書けばとりあえずは動作する。 しかし、この設定だとSPACEを押し続けた場合にリピートしてくれない。キーを離した時に1つだけスペースが入力される。
yamy/窓使いの憂鬱だと柔軟に設定できるので、当面はこちらで設定することに。
GUIレイアウトツールで同時押しの設定ができない
キーコード一覧にあるように、モディファイヤはShif(S), Ctrol(C), Alt(A), Win(G)キーが左右(L/R)それぞれで定義されている。
zmk.dev
たとえば、左Alt+TAB を定義したい場合、LA(TAB) と書けば良い。しかしGUIのレイアウト変更ツールではこの同時押しの設定ができない。
config/adv360.keymap を手動で編集する必要がある。
→ 再度試したみたらできた、どうやら書き方の問題らしい。たとえばモディファイヤとして左シフトを使用したい場合、key codeとしてLEFT_SHIFTを指定すると単押しの設定しかできない。モディファイヤとして使用する場合にはLSのように略称の方のkey codeを選択する。これで&kp LS(🚫)みたいな表示になるので、カッコ内をクリックしてどのキーと組み合わせるかを指定できる。
GUIレイアウトツールによる上書き
あるキーを手動で &mt LALT LA(TAB) のように同時押しに設定したとしてもGUIレイアウトツールは同時押し部分を認識してくれない。
GUIツールを使用すると&mt LALT TABのようなキー設定が生成されてしまい同時押し設定が無くなってしまう。 GUIツールを使用して設定ファイルを生成した後、毎回手動でファイルを修正する必要がある。
とりあえずの逃げとして、キーの設定を &mtや&kpにせずに ¯oに設定しておき、キーを押した時にマクロ側で同時押しになるように設定しておく。これだとGUIツールがconfig/adv360.keymapファイルを生成してもmacro側はそのまま残るので同時押し設定が消えることは無くなるがちょっと面倒。